刈谷市はどんな街?子育てで利用できるサービスや暮らしやすさも解説! - ハウスジャパン

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刈谷市はどんな街?子育てで利用できるサービスや暮らしやすさも解説!

愛知県の西三河エリアに位置する刈谷市は、住環境が優れており、人口増加を続けている都市です。そんな刈谷市の住みやすさのポイントはどこにあるのでしょうか。

本記事では、刈谷市の特徴や魅力に加えて、住みやすさや子育てに関する特徴的な行政サービスなども解説します。土地探し、家探しにぜひお役立てください。

目次

刈谷市はどんな街?

まずは刈谷市の地理的な特徴や基本情報から、どのような都市かみていきましょう。

刈谷市の特徴は?

愛知県の中央付近に位置する刈谷市は、刈谷城の城下町として栄えた歴史ある都市です。世界のトップ自動車メーカーであるトヨタのスタートの地としても有名です。創業者である豊田佐吉が、刈谷市内に大規模な試験工場を1923年に設立します。それが「豊田紡織刈谷試験工場」です。

現在の刈谷市は、愛知県内有数の自動車工業都市として発展しています。市の中央部には最先端技術を駆使した自動車関連産業の工場が並び、活気のある様子が見て取れます。

一方、国の天然記念物にも指定されているカキツバタ群落で有名な「小堤西池」、美しい自然に囲まれた「洲原公園」など、街中には豊かな緑が広がるエリアもあります。

地理的な特徴は、南北13.2km、東西5.8kmと南北に細長くなっています。市内には、「境川」「逢妻川」「猿渡川」などの二級河川が15、準用河川が20あり、河川の多い都市でもあります。海抜0m以下の地域も多いため、土地探しの際はハザードマップで確認するといいでしょう。

刈谷市の基本情報は?

下記の表は、2024年11月1日時点の刈谷市の基本情報をまとめたものです。

総人口 153,255人
80,189人
73,066人
総世帯数 70,046世帯

引用:刈谷市「人口の資料」https://www.city.kariya.lg.jp/shisei/tokei/jinko/index.html

2020年に行われた国勢調査をもとに公表した「あいちの人口令和2年国勢調査」によると、愛知県の38市のうち10番目に多い人口を抱えています。

2019年11月1日時点の総人口は152,708人となっていることから、5年間で約550人の増加となっています。日本全体では人口減少が顕著ですが、刈谷市は人口が増加している数少ない都市と言えます。

また、住宅地の平均地価は2024年の地価公示によると、164,000円/㎡です。これは愛知県内では、名古屋市、長久手市に次いで3番目の高さです。

刈谷市の魅力2つ

次に刈谷市の魅力についてみていきましょう。

公共サービスが充実している

「刈谷市市勢要覧2024KARIYA」によると、刈谷市の「財政健全度(偏差値)」は63.40で全国第1位(2022年都市データパック)です。また、人口一人あたりの行政財産は、愛知県内で名古屋市に次いで2位となっており、保有量が高いことがわかります。

このように市の財政が安定していることから、公共サービスが充実しているのが魅力の一つです。例えば、刈谷駅や刈谷ハイウェイオアシスといった市内主要施設には無料Wi-Fiを整備しており、市民だけではなく観光客も利用できます。

また、刈谷市の公共施設連絡バス「かりまる」は無料で誰でも利用できます。6系統あり、市内全域を走っているので、市内を行き来する際には非常に便利です。

交通利便性が良好

刈谷市内には、JR東海道本線、名鉄名古屋本線、名鉄三河線の3本の電車が通っています。それぞれの市内の駅は以下です。

・JR東海道本線…東刈谷駅、野田新町駅、刈谷駅、逢妻駅

・名鉄名古屋本線…一ツ木駅、富士松駅

・名鉄三河線…小垣江駅、刈谷市駅、刈谷駅

交通アクセスの中心となる刈谷駅からは、新快速であれば名古屋駅まで約20~22分で行くことができます。

また、国道419号と23号が市内に走っており、マイカーでの移動もしやすくなっています。伊勢湾岸自動車道の「刈谷スマートインターチェンジ」もあり、ちょっとした遠出にも便利です。名古屋市中心部までは約20~30分、中部国際空港へは約40分で行くことができます。

刈谷市は住みやすい?

刈谷市の住みやすさについて、2つの角度から見ていきましょう。

都会すぎない

刈谷市の特徴の一つは都会すぎないことで、それが住みやすさにつながっています。例えば、愛知県の資料「令和5(2023)年度刊愛知県統計年鑑」によると、刈谷市の人口密度は3045人/㎢(2022年10月1日時点)です。名古屋市の半分以下で、愛知県内では11番目となっています。

また、刈谷市が管理する公園は全体で208か所(2021年4月1日時点)あり、総面積は約1.45㎢です。このうち都市公園は109か所あります。

防犯性が高い

市民の安全性に配慮しているのも刈谷市の特長で、交差点や公園、駅などに約1,300台の防犯カメラを設置しています。

また、小学校や幼稚園、公園などの生活区域には「ゾーン30」という区域を設けています。自動車の速度制限を30km/h以下に定めたゾーンのことで、子どもだけではなく大人も安心して歩行することができます。

刈谷市は子育てしやすい?

刈谷市の子育ての状況について、代表的な3つのポイントを紹介します。

行政による支援が手厚い

刈谷市は財政が安定していることもあり、行政による子育てに関する支援が手厚いのが特長です。代表的な行政サービスをみていきましょう。

誕生お祝い企画

出生日から4か月以内に出生届を出すと、記念品がもらえます。記念品は、国産の木でできたおもちゃで、やさしい手触りと木の心地よい音で和みます。現在は「イナイイナイ・バア」と「クルミコロコロ」の2つから選べます。

ブックスタート

赤ちゃんと大人がゆったりとした時間を持つことを目的に、絵本を通じて行われている子育て支援です。保健センターで実施する4か月児健康診断の際に、絵本1冊と絵本情報誌が手渡されます。

出産・子育て応援ギフト

妊娠から出産・子育てまで切れ目のない支援を行うために、経済的支援の一つとして、妊娠・出産した方に贈られるギフトです。出産応援ギフトとして5万円相当の電子クーポン、子育て応援ギフトとして新生児ひとりあたり5万円相当の電子クーポンが贈られます。

あかちゃん訪問

生後4か月までの赤ちゃんがいる家庭に、助産師が無料で訪問するサービスです。赤ちゃんやお母さんの体、母乳状態といったことに関する相談に応えてくれます。

母子手帳アプリ「はぴかり」の導入

母子手帳アプリ「はぴかり」に対応しています。医療機関で妊娠届出書を受け取った後に、アプリで登録をして母子健康手帳の交付を申請することができます。妊娠中の記録や、出産後に必要な予防接種の管理などにも活用できます。

健診サポーター派遣

双子や三つ子などの多胎児の子どもがいる保護者をサポートする事業です。乳幼児健診時に健診サポーターを派遣し、健診会場で約2時間ママやパパのお手伝いをしてくれます。就園前の兄弟姉妹を一緒に健診に連れていく際も利用できます。

子育て家庭優待事業

刈谷市内では、愛知県子育て支援パスポート「はぐみんカード」の利用ができます。ショッピングやグルメ、金融機関といった協賛店舗や施設などを利用する際に、カードを提示すると割引・特典のサービスが受けられます。

幼稚園と保育園の無償化

刈谷市では2019年10月から幼児教育・保育無償化が実施されています。認可保育園または公立幼児園に通っている子どもは保育料が無償で、条件によっては給食費などが免除されるケースもあります。

就学援助

公立小中学校に入学する子どもに対して、学用品費や学校給食費などを援助する制度です。市民税が非課税、児童扶養手当が支給されている保護者の方が対象です。

中学卒業までの子どもの医療費の助成

刈谷市では、子どもに対する医療費の助成を行っています。0歳から中学校卒業(3月31日)までの子どもが対象で、「子ども医療費受給者証」を提示することで保険診療分の自己負担相当額が助成されます。

地域で育てる仕組みが確立

刈谷市では、地域で子育てをサポートする体制を整えているため、子育てしやすい環境にあると考えられます。代表的なサービスをみてみましょう。

子育て支援センター

刈谷市内では、子育て中のパパやママの育児を応援する「子育て支援センター」をエリアごとに開設しています。センター内には、乳幼児が気軽に遊べるプレイルームのほか、悩み事の相談や情報提供も受けられます。さらに、イベントや講座なども開催しています。

中央子育て支援センター「つくしんぼ」、南部子育て支援センター「さくらんぼ」、北部子育て支援センター「あかとんぼ」の3か所あります。

子育て広場

「子育て支援センター」のほか、就園前の子どもが楽しく過ごせる「子育て広場」も刈谷市内6か所に開設しています。自由参加できる体操などのプログラムを1日2回開催しているほか、相談受付や親子で参加できるイベントも実施しています。

子育てコンシェルジュ

「子育てコンシェルジュ」とは、刈谷市内で妊娠・出産・育児に関して相談したい場合に、いつでも対応してくれる子育てサービスの案内人です。

前述した「子育て支援センター」や「子育て広場」のほか、子育て支援課、子ども相談センターなどに常駐しており、気軽に相談することができます。子どもの年齢に合わせた身近な遊び場や、子どもを預かる制度などの紹介もしています。

育児ママ訪問サポート

「育児ママ訪問サポート」とは、先輩ママがボランティアで自宅に訪問してくれるサポート事業です。生後6か月までの赤ちゃんと一緒に遊んだり、お出かけしたりすることもあります。育児の困りごとを一緒に考え、地域の子育て情報を教えてもらうことができます。

教育サービスが充実

刈谷市では、2021年度から「共に生き、未来を創造する子ども」を育てたい子ども像として定めています。そのために必要な「生きる力」を育むため、「知」「徳」「体」の3つをバランスよく伸ばせるような教育を実践しているのも特徴です。

具体的には、小中学校ではきめ細かな指導体制を整えており、少人数授業を実施しています。また、小学校外国語科に対応したALT(外国語指導助手)を配置し、英語指導にも注力しています。一方、中学校では職場体験学習をはじめ各種体験型の授業を導入しており、体験を重視した学力定着を行っています。

また、キャリア教育として愛知県の「魅力あるあいちキャリアプロジェクト(キャリアスクールプロジェクト)」事業に毎年取り組んでいます。ちなみに、2023年度のプロジェクトは「トヨタ車体株式会社」「トヨタ紡織株式会社」「名鉄バス」「スターバックス」などの協力を受けて行われています。

このような教育体制により、近年では「ソニー子ども科学教育プログラム」や「日本学生科学賞」において上位入賞した小中学校の例もあります。

刈谷市で人気のお出かけスポット

刈谷市で暮らし始めたら、ぜひお出かけしてほしい人気のスポットを厳選して紹介します。

刈谷ハイウェイオアシス・岩ケ池公園

刈谷市東境町吉野55

「刈谷ハイウェイオアシス」は、伊勢湾岸自動車道の刈谷パーキングエリアにある複合施設です。岩ケ池公園にも隣接しており、高速道路はもちろん一般道からもアクセスできます。

目印となるのが高さ60メートルの観覧車です。伊勢湾岸自動車道に架かる名港トリトンまで望むことができるほか、4台のシースルーゴンドラからは足元の景色を360°見渡すことができます。

一方、岩ケ池公園には、ゴーカートやメリーゴーランドなど50~100円で遊べるアトラクションが豊富に並んでおり、子どもからも大人からも人気です。遊び疲れた後はパーキングエリア内の天然温泉「かきつばた」もおすすめで、気軽に入れる足湯もあります。

ミササガパーク(猿渡公園)

刈谷市半城土西町2-4

ミササガパーク(猿渡公園)は、美しいバラとデイキャンプが楽しめる公園です。複合遊具も設置されており、子どもはもちろん幅広い年代から愛されています。

ミササガとは、刈谷市の姉妹都市であるカナダのミササガ市のことです。草原の広場、針葉常緑樹・広葉常緑樹等を中心とした植栽、ログハウス調のトイレや休憩所が園内に設置されており、カナダを彷彿とさせる趣があります。ミササガ市から寄贈されたクマのオブジェも設置されています。

デイキャンプ施設は野外卓が10か所あり、屋根付き共同炊事場も1か所あります。無料で利用でき、届出を出す必要もありません。

夢と学びの科学体験館

刈谷市神田町1-39-3

「夢と学びの科学体験館」は、さまざまな科学体験ができる施設です。見るだけではなく参加できるサイエンスショーのほか、科学に対する興味と想像力が湧き起こる実験などが楽しめます。平日も紙やハサミを使った簡単工作を行っており、誰でも気軽に参加することができます。

高輝度LED光源を用いたプラネタリウムも人気を集めています。約1,000万個の星がいっぱいに広がっており、美しい自然な星空が眺められます。

ゴーカートやサイクルモノレールなど様々な遊具で遊ぶことができる「交通児童遊園」に隣接されているのもおすすめポイントです。入園無料で、大型遊具や小型遊具、パターゴルフなども楽しめます。

フローラルガーデンよさみ

刈谷市高須町石山2-1

「フローラルガーデンよさみ」は、環境保護や自然について学べる公園です。温室やカフェのほか、文化教室などで遊んで学べる「フローラルプラザ」、通信施設などの産業遺産を展示した「依佐美送信所記念館」が敷地内にあります。

土日祝日に運行するミニSLや遊具広場など、小さな子どもが遊べる場所も豊富に揃っています。毎月、「よさみガーデンマルシェ」が開催されているのも魅力で、野菜やパン、焼き菓子、おしゃれ雑貨などが人気です。

刈谷市の建築実例

刈谷市の建築事例の一つが「『愛車と暮らす』ビルトインガレージのある家」です。定額制で自由設計ができる注文住宅「d.cross」で、大満足の住宅を実現されました。

約22平米という大空間のビルトインガレージが特徴的です。外構も十分に確保しており、愛車との時間を快適に過ごせます。

セメント系無垢材の内装ボード「SOLIDO」を用いたシックな内装です。ガレージが見られる窓を設けており、リビングからはいつでも愛車が眺められます。

刈谷市で家を建てるならハウスジャパンがおすすめ

刈谷市は愛知県で10番目の人口を擁する都市です。財政健全度が高く、行政サービスに優れていることから、人口も増加しています。

特に保育サービスや教育サービスが充実しており、子育てがしやすい街としても知られています。子育て世代はもちろん、永住の地を探している方にもおすすめの都市です。

家を建てる際は、地域の特徴や気候などに精通した地元のハウスメーカーがおすすめです。中でも、ハウスジャパンは刈谷市内に数多くの物件を供給しています。

注文住宅と建売住宅のどちらにも対応でき、土地探しからご相談いただけます。家づくりへのこだわりが感じられるモデルハウスもご案内できますので、お気軽にお問い合わせください。

マーケティングチーム

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