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マーケティングチーム
2026.05.27 UP
新築住宅に住み始めたら、歩くたびに床からギシギシと音が鳴る。実はこうした現象は少なくありません。木材は外気(温度・湿度)の変化により収縮や膨張をするからです。施工に問題がなくても、木材が住環境に適応する過程でこうした現象が起こることがあります。
しかし、「せっかく新しい家なのに」と不安に思う方も多いでしょう。そこで本記事では新築住宅の床鳴りについて原因を詳しく紹介するほか、チェック方法や対処法も解説します。新築住宅の保証についても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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床鳴りは、主に床材か下地材(あるいは構造材)のどちらかに起因します。新築住宅の床なりの原因のほとんどは床材の乾燥による収縮によって起こるものです。下地材・構造材による床なりの発生頻度は床材と比較すると低く、こちらの場合は「初期不良」や「数年経過後のメンテナンス不足」の色合いが強くなります。それぞれの場所において、どのような原因で床鳴りがするのか詳しく解説します。
床材による床鳴りの場合、主に実(さね)鳴りと釘鳴りが原因です。実鳴りとは、フローリング同士の接合部(実、さね)がこすれ合うことで発生する床鳴りです。木材は湿度や温度の変化によって膨張と収縮を繰り返す調湿性があるため、施工時は問題なくても、乾燥の収縮で「隙間」が生じたり、加湿による膨張で「せり上がり」が起きたりすることで摩擦音が出てしまうのです。特に無垢材や気密性の高く空調による乾燥が進みやすい住環境で起こりやすく、季節によって音の出方が変わるのも特徴です。
また釘鳴りは、床材を固定している釘やビスと木材の間でわずかな動きが生じ、こすれることで発生する音です。新築時に強固に固定されていても、その後起こる下地材や床材の乾燥・収縮によって、釘穴にわずかな「遊び」ができることで保持力の変化が生じ、踏んだときに「キシッ」「ギシッ」といった音が出ます。荷重のかかりやすい場所や頻繁に歩行する動線上で起こりやすく、木材が住環境に馴染むまでの過程で発生しやすい現象といえます。
床鳴りのもう1つの主な原因は、鋼製束の固定不足や大引の支持不足によって下地材が動いて鳴るケースです。鋼製束は床を支える重要な部材ですが、大引きの木材が乾燥して収縮すると、束との間にわずかな隙間が生じることがあります。この状態で固定に緩みがある場合、荷重がかかった際にわずかに沈み込み、接合部で摩擦やきしみが生じてしまうのです。
新築住宅で床鳴りが発生している場合、そのままにしておくとどうなるのでしょうか? 主に次の2つが考えられます。
床鳴りを放置すると、時間の経過とともに症状が悪化する可能性があります。初期はわずかなきしみ音でも、木材の伸縮や荷重の繰り返しによって隙間や摩耗が進み、音が大きくなったり、発生範囲が広がったりすることになります。
状態が進むと簡単な補修では対応できず、部分的な張り替えなど大掛かりな工事が必要になることもあります。コストと修繕にかかる時間の増大が懸念されるため、早めの対応が欠かせません。
床材(仕上げ材)の収縮による実鳴りなどではなく、構造に原因がある場合は、放置は極めてリスクが高くなります。下地材や大引、束などに緩みやズレが生じたまま荷重が繰り返し加わることで、接合部の劣化や部材の変形が進み、支持力が低下していくからです。
結果として、床のたわみや沈み込みが拡大し、建物全体の耐久性に影響を及ぼし、ひいては建物の寿命を縮める可能性もあります。初期の段階で原因を特定し適切に補修することが、住まいの安全性を維持する上で重要です。

床鳴りは自然になくなることもありますが、悪化した場合は補修工事がより大規模になってしまいます。そこで、床鳴りしている場合のチェックポイントについて、詳しく解説します。
床鳴りが発生した場合は、まず音がする場所を特定することが重要です。床鳴りがする付近を歩きながら、どの位置で音が出るのかを細かく観察しましょう。
同じ場所でも踏む位置や力のかけ方によって音の出方が変わるため、何度も試して確認することがポイントです。床鳴りの範囲を把握することで、原因の特定や適切な補修方法の判断がしやすくなります。
床鳴りが発生する環境条件を確認することも重要です。気温や湿度の変化によって木材が伸縮するため、特定の季節や時間帯によって床鳴りが発生しやすかったり、しにくかったりする場合があるからです。
例えば、乾燥する冬または、湿気の多い梅雨時期による気候による違いか、エアコンの長時間利用による乾燥や、直射日光による局所的な温度上昇などの空調による違いかといった、発生のタイミングを把握しておくと原因の特定に役立ちます。また、適切な対策や改善方法も検討しやすくなります。
床鳴りがする場所をある程度特定できたら、床材に浮きや隙間がないかを目視で確認しましょう。目で見える範囲にあるため、素人でも確認できる可能性があります。
目視だけでなく、手で押したり、軽く踏んだりして違和感がないか確かめるのもポイントです。触診では床の「浮き」を確認できます。音の鳴る場所をゆっくりと踏み込み、周囲の床板と比べて数ミリ程度の沈み込みがないかを確認します。目視では床の「隙間」を確認します。わずかな隙間なら珍しくありませんが、内部の下地が見えるほど広がっている場合は、部材の過度な収縮や施工精度の不足が考えられます。どのようにしたら鳴るのか確認することで、原因の特定につながります。
家具の位置を変えてみることも、床鳴りの原因が「部材の性質」によるものか「構造的な支持力」によるものかを判別する有効な手段です。重い家具が特定の場所に集中していると床に偏った荷重がかかり、たわみやきしみ音の原因になることがあります。
家具の配置を少し変えるだけで音が軽減したり、鳴らなくなったりすることもあります。この場合は過度な集中荷重による一時的な部材の干渉である可能性が高いと判断できます。一方で、家具を移動させても特定の箇所を踏むたびに音が鳴り続ける場合は、荷重に関係なく下地材の固定不足(釘鳴りや束の浮き)が発生しているサインといえます。
床材に特に問題が見当たらない場合は、床下の点検口などから下地材の状態を確認しましょう。大引や束、根太などに緩みやズレ、固定不良がないかを目視で確認します。漏水やカビの有無の確認も有効です。
なお、床下への進入は、暗所での怪我や粉塵吸入のリスクを伴います。無理に潜り込もうとせず、点検口からライトで照らして見える範囲の確認に留めましょう。
建築関連の知識がない場合は、原因の特定が難しいため、無理をしないで建築会社に相談するのがおすすめです。

新築住宅に引っ越してから床鳴りがしている場合、どのように対処したらいいのか、順番を追って解説します。
床鳴りが発生している場合、まずは建物保証の内容を確認しましょう。新築住宅で2年以内であれば保証期間内のケースが想定され、無償対応してもらえる可能性があります。なお、建物保証には保証期間や対象範囲があり、対象外になる場合もあります。
建築時の図面、床下の配管経路、仕様などの施工内容を把握している建築会社であれば、原因の特定や修理もスムーズに進みます。不適切な補修は、将来的な床の張り替えを困難にするリスクがあるため、必ず構造を把握しているプロの判断を仰いでください。
保証期間内(およそ2年以内)であれば無償対応となる可能性もあるため、床鳴りに気づいた段階で連絡することが大切です。
建物保証の対象外になる場合は、修理前に必ず費用の見積もりを取るようにしましょう。床鳴りの原因や補修方法によって費用は大きく異なるため、内容を明確に把握しておくことで、後からトラブルが発生した際も対応しやすくなります。
修理を依頼するのは家を建てた建築会社が第一候補ですが、セカンドオピニオンとして複数の業者に見積もりを依頼し、工事内容や価格を比較検討するのも有効です。また、見積もり時には作業範囲や追加費用の有無も確認しておくと安心です。納得した上で工事を依頼することで、無駄な出費を抑え、適切な補修につなげることができます。
引き渡し後の不具合に対応できるよう、新築住宅には必ず保証が設定されています。法律に基づいた瑕疵担保責任と、建築会社によって設定される独自の保証(建物保証)です。詳しく見てみましょう。
新築住宅には、法律において瑕疵担保責任が必ずついています。瑕疵担保責任(2020年の民法改正により一般的には「契約不適合責任」と呼ばれます)とは、引き渡された住宅に構造上の欠陥や重大な不具合(瑕疵)があった場合に、建築会社や売主がその修補や損害賠償の責任を負う制度です。
日本では、住宅の構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防ぐ部分について、引き渡しから10年間の保証が義務づけられています。この期間内であれば、対象となる不具合が見つかった際に無償で補修を受けられる可能性があります。もしも構造部材(基礎や梁など)の欠陥に起因する床鳴りが発生している場合は、保証の対象になる可能性があります。
新築住宅では、法定の瑕疵担保責任に加えて建築会社が独自に保証「アフターサービス基準」を設けている場合もあります。設備や内装、仕上げ部分などを対象に、一定期間無償で点検や補修を行う内容がほとんどです。保証期間や対象範囲は建築会社ごとに異なるため、契約前にしっかり確認しておくことが大切です。
一般的に、「実鳴り」「釘鳴り」などの床鳴りは、引き渡しから1年〜2年間の「短期保証」として設定されています。床鳴りに気づいたら、この期間内に点検・補修を依頼するのが最もスムーズで、費用の心配もありません。
また、メンテナンス継続による「長期延長保証」では、初期の10年の保証が終わった後も、定期的な点検と必要な有償メンテナンス(外壁塗装や防蟻処理など)を継続することで、保証期間を最長30年〜60年まで延長できることがあります。
ハウスジャパンの場合、JIO(住宅瑕疵担保責任保険法人:日本住宅保証検査機構)の瑕疵担保責任による10年間保証に加え、10年間に4回(1年目・2年目・5年目・10年目)の無料点検が実施され、以降は5年ごとの無料点検が、住宅を手放すか解体するまでついています。その後の15年間を含めた25年分の点検料及び保証料の費用を負担しています。最長で60年まで保証の延長ができ、安心してお住まいいただけます。このほか、しろあり保証が最長30年間、住宅設備保証が10年間、地盤保証が20年間ついており、手厚い保証内容になっています。
木造住宅に多く使われる木材は、空気が乾燥することで収縮したり、湿気を帯びることで膨張したりすることがあります。そのため、新築住宅に住み始めると床鳴りがする現象はよくあることです。今回は、床鳴りの原因や対処法などについても詳しく紹介しました。施工不良が原因の場合に活用できる保証についても紹介しましたので、家づくりの際の知識としてぜひ参考にしてください。
また、安心して新築住宅に暮らし始めるなら、保証が充実している建築会社を選ぶこともポイントです。ハウスジャパンでは法的な保証に加えて独自の保証を設けており、建物保証は最長60年間設定できます。保証やアフターサービスについての質問も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。