これからの家づくりに欠かせない断熱等級とは?メリットに加えて基準も詳しく解説 - ハウスジャパン
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2026.07.03 UP

これからの家づくりに欠かせない断熱等級とは?メリットに加えて基準も詳しく解説

地球温暖化が進む中、家づくりにも省エネ性能が求められています。特に重要な知識となるのが、家の暑さや寒さを左右する断熱性能です。2025年4月から新築住宅における省エネ性能の基準も引き上げられており、現在は断熱等性能等級4相当の省エネ基準への適合が義務化されています。

本記事では、断熱性能の重要性や断熱等級の基準について詳しく解説します。正しく理解して、理想の家づくりに生かしてください。

目次
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家づくりにもカーボンニュートラルが求められている

地球温暖化の進行を食い止めるため、世界中でカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが進められています。温暖化が進むことで生態系のバランスが崩れるだけでなく、自然災害の激甚化や産業・経済活動への深刻な影響が懸念されているためです。こうした背景から、さまざまな方面で持続可能な社会の実現に向けた対策が急がれています。

日本でもカーボンニュートラルに向けた取り組みをさまざまに行っており、家づくりにもカーボンニュートラルの考え方が求められています。住宅の建築・解体時や居住時には多くのエネルギーが消費され、CO2を排出する一因となるからです。具体的な対策としては、高断熱・高気密を実現する性能の採用、省エネ設備の導入、太陽光発電または蓄電システムの活用などが挙げられます。また長寿命化を意識した建材の選定などで、ライフサイクル全体での環境負荷を低減する取り組みも推奨されています。

なお日本政府の方針では、2050年に既存住宅を含む住宅ストック全体でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準の省エネ性能が確保されることを目標としています。それに先駆けて、2025年4月から新築住宅に省エネ基準への適合が義務化されています。さらに2030年までに、ZEH水準(断熱等性能等級5相当および一次エネルギー消費量等級6相当)への引き上げを目標としています。

これから新築住宅を建てたいと思っている方は、断熱等級のような住宅性能に関わる基準についても把握しておくと、より理想的なマイホームづくりが実現します。

断熱等級とは?

断熱等級とは、住宅の断熱性能を示す指標で、建物の外皮(屋根・外壁・床・窓など)からどれだけ熱が出入りしにくいかを評価するものです。日本では住宅性能表示制度に基づき等級1~7まで区分されており、数値が高いほど断熱性能が優れていることを意味します。評価には主に外皮平均熱貫流率(UA値)が用いられ、地域ごとの気候条件に応じて基準が設定されています。

断熱性能が高い住宅は、外気温の影響を受けにくく、室内の温度を一定に保ちやすいという特徴があります。冷暖房の効率が向上することで光熱費の削減につながるほか、室内の温度差が小さくなることでヒートショックのリスク軽減など健康面でのメリットも期待できます。また、結露の発生を抑え、カビやダニの繁殖を防ぐ点でも重要な役割を果たします。

近年は省エネルギーやカーボンニュートラルの観点から高断熱住宅への関心が高まっており、さらにフラット35の金利優遇や住宅ローン控除、補助金制度などの適用の基準とされていることからも、等級5以上の住宅が推奨されるケースも増えています。一方で、断熱等級を高めるほど建築コストは上昇する傾向があるため、地域の気候やライフスタイル、予算とのバランスを考慮しながら適切な等級を選択することが重要です。

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断熱等級を高めるメリット

断熱等級を上げると断熱性能が高まり、暮らしやすい環境が整います。具体的にどのようなメリットがあるのか、代表的な「光熱費」「快適性」「支援」の3つについて解説します。

光熱費を抑えられる

断熱等級を高める大きなメリットの1つは、日々の光熱費を抑えられる点です。断熱性能が高い住宅は、外気の影響を受けにくく、室内の温度を一定に保ちやすい特徴があります。そのため、夏は冷気が逃げにくく、冬は暖気が外に流出しにくくなり、冷暖房機器の使用頻度や稼働時間を減らすことができるのです。それに伴い、エネルギー消費量が抑えられ、電気代やガス代の節約につながります。

特に近年は、海外情勢や為替市場などの不透明感からエネルギー価格の上昇が続いているため、断熱性能を高めることで家計の負担を軽減させる有効な方法となります。長期的に見れば、初期コストはかかるものの、それを上回るような経済的メリットを得られる可能性があると考えられます。

1年中快適に暮らせる

断熱等級を高めることで、1年を通して快適な住環境を維持できることも大きな魅力です。高断熱住宅は外気温の影響を受けにくいため、夏は外の暑さを遮り、冬は室内の暖かさを逃がしにくくなります。その結果、冷暖房に過度に頼らなくても快適な室温を保ちやすくなるのです。

部屋ごとの温度差が小さくなることで廊下や脱衣所、トイレなどでも寒暖差を感じにくくなり、ヒートショックのリスクを軽減することにもつながります。結露の発生を抑える効果も期待でき、カビやダニの繁殖を防ぐことで、健康的で清潔な住環境を維持しやすくなるのもメリットです。

補助金等を活用できる

断熱等級の高い住宅は、国や自治体が運用する補助金制度や税制優遇を活用できる可能性があります。省エネルギー性能の高さが評価されやすいからです。

特に近年はカーボンニュートラルの実現に向けて、省エネ性能の高い住宅の普及が推進されており、一定の断熱基準を満たすことで補助金の交付対象となるケースが増えています。基準を満たすことで、建築費用の一部が補助されることがあります。

条件により、住宅ローン控除の優遇や固定資産税の軽減措置などが受けられる場合があるのもメリットといえます。初期費用の負担が軽減されるため、フローリングや住宅設備機器のグレードを上げたり、入居後の生活資金に余裕を持たせたりすることも可能です。

それぞれの等級の基準とは?

新築住宅を建てる際、2026年4月時点では断熱等性能等級は4以上に相当する水準への適合が義務化されています。それぞれの等級でどのような基準になっているのか、どのような特徴があるのか、等級4から7まで整理したので確認してください。

断熱等性能等級4

断熱等性能等級4は、長らく日本の省エネ基準として位置づけられてきた水準で、外皮平均熱貫流率(UA値)が地域ごとに基準が定められています。標準的な断熱材や複層ガラスサッシの採用により達成されるケースが多く、現在でも一定の断熱性能を備えた住宅といえます。2025年4月より、新築で建てる際の最低基準となっています。

等級4にするメリットは、建築コストを比較的抑えながら最低限の省エネ性を確保できる点です。一方で、近年の高断熱住宅と比べると性能はやや低く、冬場の寒さや夏場の暑さの影響を受けやすい傾向があります。冷暖房費も高性能住宅に比べてかかりやすく、快適性の面ではやや物足りなさを感じる可能性もあります。

断熱等性能等級5

断熱等性能等級5は、断熱等性能等級4よりも一段階性能が高く、ZEH水準に相当する基準です。外皮性能の強化に加え、高性能な断熱材やLow-E複層ガラスの採用などが求められます。

メリットは、省エネ性と快適性のバランスがよく、冷暖房効率の向上により光熱費の削減が期待できる点です。国の補助制度の対象となるケースもあり、資金面において導入のハードルは下がることも考えられます。一方で、等級4に比べると建築コストがやや上昇する点や、設計・施工において高い精度が求められることに対しては注意が必要です。

断熱等性能等級6

断熱等性能等級6は、高い省エネ性能を持つ住宅として評価される水準で、寒冷地でも快適に過ごせる、民間基準である「HEAT20 G2」の断熱性能が特徴です。UA値は厳しく設定されており、高性能断熱材の厚増量やトリプルガラスサッシなどが採用されることが多いです。

メリットは、室内の温度差が少なく、1年を通して非常に快適な住環境を実現できることです。冷暖房の負荷も大幅に軽減されるため、光熱費が削減される傾向もあります。一方、等級5よりも建築コストがさらに高くなることや、設計・施工の難易度がさらに上がる点がデメリットといえます。温暖な地域の場合は、経済的側面からは過剰性能と見られるかもしれませんが、「家族の健康維持」や「将来の猛暑・厳冬への備え」といった非金銭的な価値を重視する場合、最もバランスの取れた上位等級といえます。

断熱等性能等級7

断熱等性能等級7は、現行制度における最高水準の断熱性能(民間基準「HEAT20 G3」)で、極めて高い省エネ性を実現する住宅です。UA値は非常に厳しく設定されており、付加断熱や高性能窓のほか、徹底した気密施工なども求められます。

メリットは、外気の影響をほとんど受けず、年間を通じて安定した室温を維持できる点です。冷暖房機器の使用を大幅に削減でき、環境負荷の低減にも大きく貢献します。一方で、初期費用が高額になりやすく、設計・施工の高度な技術が必要となる点は課題と考えられます。

断熱等級を高める方法

各等級の基準を踏まえた上で、断熱等級を高めるにはどのような方法があるのか確認しましょう。基本的には、建物全体の外皮性能を総合的に向上させることが重要です。外気と接する壁や屋根、床に、より高性能な断熱材を施工します。この際、断熱材の厚みや種類を見直し、隙間なく充填することで、熱の出入りを大幅に抑えることができます。

次に重要なのが、開口部となる窓やドアの性能です。これらの開口部は、熱損失が大きく、複層ガラスやトリプルガラス、樹脂サッシ、断熱仕様のドアなどを採用すると効果的です。

さらに、建物の気密性を高めることも欠かせません。隙間風を防ぐことで断熱効果が最大化されるからです。オール樹脂のトリプルサッシや高断熱玄関ドアの採用が非常に有効です。また、日射取得や遮蔽を考慮したパッシブ設計を行い、冬は太陽の熱を取り込み、夏は日差しを遮る工夫も重要です。これらをバランスよく取り入れることで、効率的に断熱等級を高めることができます。

高断熱性能の住宅ならハウスジャパンへ

断熱性能の基準となる断熱等級を中心に解説しました。現在は全国の適合レベルが断熱等性能等級4レベル相当です。しかし、水準を高めることでより快適かつ経済的な暮らしが実現します。

ただし、地域の気温や気象条件などによって、最適な断熱等級は異なります。そのため、地域の事情に精通している建築会社を選ぶようにしましょう。もちろん、断熱性能に関する知識やノウハウ、そして技術力を持っていることも必須条件です。

ハウスジャパンでは、長期優良住宅の基準を最低ラインとしており、断熱等性能等級は「等級5」~「等級6」、一次エネルギー消費量は「等級6」と省エネ性にも優れた仕様の住宅を提供しています。夏は涼しく、冬は暖かく暮らせる高断熱住宅に関心がある方は、ぜひご相談ください。

 

マーケティングチーム

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