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2025.12.01.UP

我が家にホームステイするオージー3兄弟  〜グレビレア(Grevillea)〜

こんにちは、コンサルタントの深谷です。

本日は我が家にホームステイしている

オーストラリアの3兄弟【オージープランツ】をご紹介します。

その前にオージープランツを知らない方へ

**オージープランツ(Aussie plants)**とは、

オーストラリア原産の植物の総称です。

オージープランツの特徴としては暑さや乾燥に強く、

オーストラリアの乾燥地帯に育つ植物なので

水が少なくても丈夫に育ちます。

 

そして他の植物にはない

・ユニークで個性的な姿

・花が大きく派手

・葉の形がとても特徴的な植物です。

 

さて、冒頭の写真の青み掛かったシルバーリーフは

美しい次男の【グレビレア・バンクシー(樹高2M)】

兄弟の中では一番寒さに弱く

冬越しを懸念する一番の問題児。

しかも腰が曲がった樹形が災いして

我が家の屋上ガーデン名物の強風に煽られ

倒れる事もしばしば。

でも兄弟、いや、何千種類もあるオージープランツの中でも

一位二位を争うほどの美しい葉のカタチと

ベルベットのような艶のあるシルバーリーフは、

うっとりしてしまう程の芸術品です。

 

 

さて、長男【グレビレア・ロンギスティーラ・エレガンス(樹高2.3M)】の登場です。

兄弟イチノッポで樹勢があり大迫力。

実はここまで成木している

鉢植えのロンギスティーラ・エレガンスは非常に珍しく、

まさにレアキャラ。

そして、

乾燥に強いと言われるグレビレアの中でも大食漢で

水をがぶ飲みして土をカラカラにする要注意人物です。

しかしグレビレアだけあり葉は独特で細く長く、

ぱっと見松のようだが、その葉先の繊細な動きは

まさにエレガンスの名に恥じない美しいものです。

自分がオージープランツの虜になるきっかけとなった

素晴らしい一鉢です。

 

 

最後に紹介するのは

グレビレア3兄弟の末っ子【グレビレア・スプレンダー(樹高30センチ)】です。

兄二人も変わった樹形をしていますが、

この子の仕立ては面白いの一言につきます。

剪定してこうしたのか、枝はポット以下に垂れ下がり、

樹勢はあるものの、枝は溶けたように曲がり

地面すれすれ「いや、地面にタッチ」しV字回復。

グレビレアにも確かにグランドカバー的な地を這う輩はいますが、

スプレンダーは普通に上に伸びるタイプの筈。

 

これは予想ですが、

恐らく水管理が上手く出来てなくて

水分不足で夏に主幹が倒れて

そのまま売り場の端に寄せられたんですが、

その後奇跡の回復。

枯れるのは免れ枝に張りが戻り頭を起し

今の不思議な樹形になった・・のではないでしょうか。

買う気は全く無かったのですが、

その頑張りと不屈の精神に自分自身が重なり感動。

目頭が熱いまま購入してしまいました。

一番小さいけど、一番心が動いた一鉢です。