都市派も田舎派も満足できる愛知県刈谷市での暮らし

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刈谷市といえば、世界的に有名なトヨタグループの本拠地である、国内有数の自動車工業都市です。街の経済的発展は目覚ましく、また名古屋圏域へもアクセスしやすい距離にあるため、利便性に優れたエリアとして知られます。

他方で、古くから城下町として栄えた歴史や、海岸部から内陸部に至るまでの豊かな自然環境など、様々な魅力を備えています。
ここではそんな刈谷市について、詳しく紹介することにしましょう。


古くは城下町として栄えた刈谷市の歴史や人口とは

刈谷市は愛知県の中央部からやや西に位置する、人口約15万人の地方都市です。古くは戦国大名の水野忠政が刈谷城を築いたことが、本格的な市街地の形成へとつながっていきます。さらに江戸時代になると刈谷藩が成立し、城下町として大いに栄えます。

明治時代には東海道本線が開通したことで、名古屋経済圏とのアクセスが容易になり、一大商業都市として発展しました。
その後、大正末期から昭和初期にかけて、後々トヨタグループの礎となる豊田自動織機が原動力となり、新興工業都市として成長します。戦後の高度成長期になると、社会のモータリゼーション化に伴い、国内でも有数の自動車産業の集積地として、急速な発展を遂げます。
現在では産業技術首都を目指す、愛知県の中核都市として機能します。


トヨタ系企業の誘致により工業都市として発展

刈谷市は今日ではトヨタグループの企業城下町として有名ですが、既に大正時代から工業都市化への兆しが見え始めていました。
その原動力となったのが、地域を代表する繊維機械メーカーであった豊田自動織機です。そして当時は一繊維機械メーカーに過ぎなかったこの企業が、やがて誰もが知る世界的な自動車メーカー「トヨタ」へと、飛躍的に成長していきます。刈谷市がトヨタグループ発祥の地と呼ばれるのはこのためです。

また同時に、愛知県の中枢エリアである名古屋市に近いことが、工業都市への発展に有利に働いたことも見逃せないでしょう。

その後、時代が進むにつれて自動車関連企業が集まりはじめ、本格的に自動車産業を主体とした工業都市へと変貌を遂げていきます。
さらに戦後の高度成長期において、社会のモータリゼーション化が加速すると、国内の自動車産業を牽引する有力な工業都市として急成長します。
市行政が積極的に企業を誘致したことも相まって、市内には豊田自動織機の他にも、トヨタ紡織やトヨタ車体をはじめ、アイシン精機やジェイテクトあるいはデンソーなど、トヨタ系企業の中でも主力となる工場や事業所が数多く目立ちます。
そして今では国内はもちろん、世界的にも有名な自動車工業都市として機能しています。


財政は国内上位の健全性を誇る刈谷市

トヨタグループの関連企業が数多く集まり、企業城下町を形成する刈谷市。
全国の財政健全度ランキングでも、長年にわたり上位を維持し続けています。

まず地方公共団体の財政上の能力を示す財政力指数では、愛知県下の他都市に比べて、その財政力の優秀さは抜きん出ています。例えば29年度を見ると、県下の他都市平均が1.06なのに対し、刈谷市は1.38。ちなみにこの指数は、1を超えるほど財政に余裕があることを示します。

次に地方公共団体の財政構造の弾力性を測る、経常収支比率を見てみましょう。この指標は、人件費や扶助費あるいは公債費などの経常費に対して、市税などの一般財源がどの程度配分されているのか把握するもので、この数値が高いほど財政運営は硬直化します。この点、28年度における県下の他都市が84.2であるのに対し、刈谷市の経常収支比率は74.8となっています。
このことから、刈谷市がいかに市政の経費を低く抑えながら、柔軟な財政構造を維持しているのか理解できるはずです。

最後に実質公債費比率も紹介しましょう。この指標は、公債費などの負債が財政全体に及ぼす割合を、直近の決算年度を含めた3ヵ年平均で算出した指標です。この比率が低いほど財政が健全であるといえます。
この点についても、28年度における刈谷市の実質公債費比率はマイナス1.5であり、県下の他都市の平均がプラス2.5という数値であることを見ても、財政の健全性がわかるのではないでしょうか。


治安も抜群に良い!犯罪情報の共有システムが定着

刈谷市では市民が犯罪や災害等の情報を共有できるように、様々な防犯への取り組みに力を入れています。

例えば、市のメール配信サービスに登録すれば、防犯をはじめ災害や気象さらには学校に関する情報まで、素早くキャッチすることができます。
特に防犯については、子どものいる家庭や地域住民に対し、不審者等の情報をスピーディーかつ的確に周知して注意を喚起します。
小さいお子さんを幼稚園や保育園へ送り迎えする時や、小中学生が登下校をする際には役立つことでしょう。

さらに、防犯意識の高揚や交通事故の被害防止を図るため、交通安全・防犯DVD貸出制度も実施しています。市内の幼稚園や保育園あるいは小中学校の他、自治会や企業等にも無料で貸し出し、授業や集会あるいは研修など様々なシーンでの活用を目指します。
同時に、交通安全や防犯についての知識および情報を、幅広く共有できる環境を整えます。またバスロケーションシステムを使った交通防犯啓発では、市内6か所に設置された公共施設連絡バスの運行情報画面を活用し、交通安全と防犯の情報を表示することで、情報共有と啓発活動を行います。
通勤通学やショッピング等でバスを利用しながら、防犯や交通安全に関する情報を効率的にキャッチすることが可能です。


駅周辺には充実の商業施設で利便性抜群

刈谷市の玄関口である刈谷駅の周辺には、大小様々な商業施設が充実しています。その中でも駅と直結した「みなくる刈谷」は、大型ショッピングセンターや公共施設あるいはマンション等が集まる、地域を代表する商業エリアです。

まずショッピングセンターには「バロー」といったスーパーマーケットの他、ドラッグストア「マツモトキヨシ」やアパレルショップ「マックハウスバロー」などが入っています。そのショッピングセンターの周辺にはコンビニはもちろん、「サイゼリヤ」といったファミレスや「マクドナルド」などのファストフード、さらには寿司屋や居酒屋に至るまで、バラエティ豊かな飲食店が集まります。
この他にも内科や歯科などのクリニックもありますし、「三井住友銀行」のようなメガバンクや「刈谷郵便局」も立ち並びます。
また刈谷市役所や中央図書館をはじめ、刈谷市総合文化センターアイリスや刈谷市産業振興センター、税務署やハローワークといった公共施設も周辺には所在します。

その上、通常のマンションからサービス付き高齢者向け住宅まで、居住エリアも充実します。このように刈谷駅周辺エリアには、ショッピングに役立つ商業施設はもちろん、日常生活で必要になるあらゆる機関や設備もそろっています。


お店も豊富で日常の買い物に不便はなし

前述したように刈谷市には駅前エリアを中心にして、暮らしに役立つ便利なお店が沢山あります。家庭で必要になる食材や日用品の購入をはじめ、ちょっとした軽食をしたい時や、銀行や役所に用事の場合でも、駅前に行くことで生活に必要なモノやサービスはそろいます。独身の方をはじめ子どもやお年寄りのいる家庭まで、便利で暮らしやすいのが刈谷市の魅力と言えるでしょう。


子育てにも最適で、様々な支援が行われています

刈谷市では地域で育児を行う家庭に対し、様々な子育て支援を行っています。

例えば子育て支援センターをはじめ、公立幼稚園や保育園あるいは児童館など、市内各所にある公共施設に子育てコンシェルジュを配置しています。
子育てコンシェルジュは育児に関する不安や悩みへの相談を受け付けたり、子育てサークルや訪問ボランティアあるいは子育て預かり制度の紹介など、育児についての案内サービスを提供します。
また子育てコンシュルジュ通信を定期的に発行し、地域に密着した育児に役立つ情報を発信しています。


都市と自然が調和し、便利に健康的な暮らしが送れる刈谷市

ここまで見てきたように、刈谷市は数多くの自動車関連企業が集まる、国内有数の工業都市です。また名古屋圏への交通アクセスに優れ、商業施設も充実しており、何かと利便性の高いエリアです。
その一方で、大自然の広がる洲原公園や、国の天然記念物に指定されたカキツバタ群落。あるいは伊勢湾岸道の刈谷パーキングエリアや岩ヶ池公園の一帯など、豊かな自然環境にも恵まれています。

まさに都市と自然とがバランスよく共存し、誰もが暮らしやすい魅力的な都市と言えるでしょう。